「i-Stroke」構想から見えたもの

7 04 2012

前回、前々回と「事業計画書」なるものを挙げましたが、どうでしたか?

もちろん目の当てられないレベルの論理だったと思いますが笑。

やりたいこと事業の中核はそういうことになるので、ここは絶対にゆずれない部分です

なのであんな形になってしまいました、もう少しきれいに書けばいいんでしょうけど笑

今回もその事業案に絡めたお話しを少し。

 

 

 

 

 

1、i-Stroke

①「i-Storke」構想

「i-Stroke」とはなんぞ?

この疑問からまず解決しなければなりませんね。

「i-Stroke」とは、東京慈恵会医科大学脳神経外科 助教の高尾洋之さんが開発したもので、

脳卒中における遠隔画像診断治療補助システムのことをいいます。

この発想が生まれたのは

・健康・医学分野において有用なプロジェクトはないか

・医師の少なさをカバーできる効率的な人命救助を援助できるシステムはないものか

ということを考えたことからのようです。

現状をよりよくしていくために至極まっとうな理由ですよね。

まだこの段階では医師に焦点があたっていますね。

 

②i-Hospital

人を救う機関というのはレベルがあって

大学病院、中核病院、小病院、診療所などがあります。

それぞれ規模も違うので、(主に)扱う病気なども違ってきます。

高度で最先端の治療はやはり大学病院で行われることが多く、

初期の病気の発見というものは身近な診療所であることが多いです。

その患者さんを上級の病院へ紹介していくシステムが今の日本の医療になるわけなんですが、

救急でもそれが行われていて、それが「たらい回し」という問題に発展するわけです。

これは医療の現場からみるとすごく難しいもので

数少ない医師が高い責任を幾度も引き受けるキャパシティがあるのかは疑問です。

むしろそこでIT技術を導入し、その問題を改善しようとして生まれたものが「i-Hospital」というものだそうです。

これにどういった機能があるかといえば、紹介したい患者さんのデータを大学病院などとやりとりすることで

受け入れを迅速化させるというものです。

実際にデータを通してみることで、大学病院における治療の有無などが判断でき

負担軽減などにもつながりそうです。

 

③保険診療点数

医療ですから保険診療点数によって支払が決まってきます。

高尾さんの構想では、「i-Stroke」のシステムによりITを使用した病院に診療点数を付加することができれば

より導入もすすみ、いろいろな患者さんの負担も減ると期待されています。

 

 

 

2、医療クラウド

従来の「クラウド」というのはインターネットをベースにしたコンピューターの利用形態であって

インターネットを利用するば、どこでもいつでも個人情報をクラウドから取り出すことができるというものです。

「医療クラウド」とは、膨大な医療情報を大きなハードディスクのようなもので管理してしまおうというものです。

ここで述べられているメリットは「病院内の有限の保存領域から無限の保存領域をえることができること」と述べられています。

このメリットにより、病院同士の情報共有の迅速さを活かすことができます。

デメリットももちろんあります。それはいわずもがな「個人情報保護」です。

これについての解決策として、一般のクラウドとは違うところに設置する、ということが挙げられています。

 

 

 

3、IT医療の難しさと今後

IT医療のシステムを導入することのむずかしさはやはり金銭面です。

導入によりどういったコスト削減があるのか、医療従事者にどういった負担軽減があるのか

患者さんにどの程度のメリットがあるのか、こういったことを考えておく必要があります。

さきの個人情報の問題もありますし、そこはセキュリティ強化で対応するしかないのが現状だと思います。

ただ忘れてはならないことは、このシステム(サービス)がなぜあるのかという基本的な部分だと思います。

高尾先生は開発にあたって「一つでも多くの命を救うプロジェクト」ということを意識されて開発されたようです。

 

 

 

4、「i-Stroke」から自分の事業へ

この「i-Stroke」というサービスは医療現場のニーズをよくとらえているものだと思います。

僕自身が今考えているサービスもこれに近いものがあって

・メンタルヘルス(臨床心理)の現場から学べることの共有化「シェア」

という教育の観点を含みつつ

・医療現場の負担軽減に役立つ

という効率化の観点を含んだものを意識しています。

臨床心理(メンタルヘルス)というものは、外科や内科と違ってとても治癒するのにとても長い時間がかかります。

それだけ効率化する余地もあると思うのです。

とにかく瀕死の状態は投薬もできる大学病院で

症状が軽くなってきたら小病院や診療所などに下げてゆっくり時間をかけて

それでいてすぐに来られる形にするという「システム」が必要だと思うのです。

こういったことからメンタルヘルスにおける病院連携システムの必要性をものすごく感じているのです。

あとは「シェア」するという考え方。

これは千差万別の臨床心理ならではの発想だと思うのです。

「こういう症状があって、こういうことをすればよくなった」といった情報を

従事者同士が共有するメリットってものすごく大きいと思うんですよね、この分野においては特に。

そういった観点も含めて、この「i-Stroke」のメンタルヘルス(臨床心理)バージョンの作成に着手していきたいと思います。

 

 

 

5、クラウド型地域連携システム「EIR」

①「EIR」とは

付加的にふれておきたいサービスがありましたので、こちらもご紹介させていただきます。

医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 院長の遠矢純一郎さんと看護師の片山智栄さんによるものです。

ここではITやクラウドを在宅医療にも活かせないかということで、

マンパワーやコスト削減の観点から、情報ネットワーク構築の必要性を感じられたそうです。

ただ、小さな事業所においてこういったものをつくる技術・人・お金はないのが現状で

その問題を解決するために、クラウド型サービスに着目されたそうです。

患者さんの情報がクラウドの蓄積されていれば、紙ベースで持ち歩くことは不要になりますし、

安価に導入することも可能です。情報処理も大元のクラウド側で行うので技術的な部分での現場の負担もありません。

在宅医療や地域連携というもので連携するときの情報の共有化は想像以上に難しいものがあります。

メールで文章では伝えられないものがありますし、電話だとどうしても具体的な部分を説明しづらいですし

そういった問題を解決することができるのが、このクラウド型サービスではないでしょうか。

 

②「EIR」から見えたもの

さきほど「4、「i-Stroke」から自分の事業へ」で述べたように病院間の連携も必須だと思います。

と同時にこの「EIR」における在宅医療のことについても考えておく必要があると思います。

ここでは以下のように述べられています。

「在宅医療における地域連携は、一人の在宅患者に関わる医療・介護の担当者たちが

それぞれの情報を寄せ合って、状況を把握しつつ、治療や介護の方針を統一していく必要があります。

つまり、日々の生活やケアによる変化を互いに共有しながらの、より日常的な情報交換が求められるわけです。

さらに、医療・介護の各担当者はそれぞれ別の事業所におり、物理的にも離されている上、

またそれらの情報が必要となるのは往々にして在宅医療の現場、つまりはどこかの患者宅だったり移動中だったりするので、

『いつでもどこでも』そういった情報にアクセス、共有できることが必須なのです。」

この文章には大切なことが含まれていると僕は思います。

メンタルヘルスというのは様々な人々が援助や支援をしていく分野になります。

精神科医や臨床心理士だけが携わる分野ではないです。

それに、多くの患者さんが家や携帯端末の前で自分の悩みを解決しれくれる情報を待っている状態にあると思います。

そういった中で、この在宅医療における観点というのはメンタルヘルス(臨床心理)分野にとって非常に似たものであると思います。

様々な人が関わり、そして支援してくれる人が身近にいて、その支援者が患者さんに対する情報を共有化している

こういったシステムを本当に開発していく必要性を感じていますし、

もちろん僕自身そのために現時点で何が必要かどのようにやっていけばよいのか着手しはじめています。

以前のブログで「網の目を細かくする」といったことの意味はここで述べられていることではないでしょうか。

あなたに関わる誰もがあなたのちょっとした前進を知っているし、うれしく思っている

その前進を従事者が共有していくことで、従事者もかんばろうと思える。

また、目の前の携帯端末にひっかかる可能性をあげる、悩んでいる人に対して「救いの手」をより身近なところから出してあげる

そんなサービスになるのではないかと想像しています。

こんなことを実現していく必要性をひしひしと感じるとともに、そのシステムを一緒に開発してくれる仲間を探しています。

このサービスを多くの人に利用してもらうためにがんばっていきます。

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